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狂言

20101107-1
昨日宝塚で行われた
手塚マンガ×善竹狂言=宝塚発
原作 手塚治虫 ブラック・ジャックより
新作狂言 勘当息子 老人と木
を見てきました♪

プログラムは
第一部「勘当息子」「空腕」
第二部(トーク)「老人と木」
でした。
狂言を見るのは初めてで、時間になって舞台の照明が落とされて、さていつ始まるのかな、と思ったときにはもう
いつのまにか演者さんが舞台の上にいらっしゃいました。
20101107-2
先生は旅の医師で「黒医師」と呼ばれているそうで^^大雪に困ってみつけた民家に一夜の宿を頼む、という設定です。
狂言の世界でも上のように全身黒い和装で頭に雪の乗った笠を被っていらっしゃいますv
原作どおり息子達が帰ってくるから、と一度は断られますが先生の困った様子に中に入れてもらえます。
息子達は都で出世して太郎は役人に、次郎は料理人に、三郎は扇職人になっているとのこと。
そして例によって息子達から帰って来られない、との文が届きます・・その理由が
太郎は尖閣諸島、北方領土問題により忙しい
次郎は三ツ星をもらって急に忙しくなった
三郎は人間国宝に認定されて忙しい
とのことで場内爆笑でした♪
これは2008年初演ということで、パンフレットによるとそのときの息子達が帰って来ない理由は
解散総選挙、リーマンショック、裁判員制度導入、により帰れない、とのことで当時も大いに盛り上がったようです^^

さてせっかくのおばあさんのお祝い、息子たちは帰って来られない、ということで
先生が代わりに祝いましょう、ということに。
おばあさんとお酒を飲んでおばあさんに舞いを勧めて断られますが三郎さんの扇で、と言うとそれなら、とおばあさんも受けて、
先生が唄いおばあさんが踊る、という・・
先生が唄うのですよ!ちょっとテンションがあがりました^^@
そこへ四郎が帰ってきます。
嘘つきで家の物を持ち出したから勘当した、とおばあさんは家に入れませんが、
兄達のほうが嘘をついてたんだ、家の物は借りただけだ、と四郎は反論。
BJ・・もとい、黒医師さんもこんな雪の中せっかく来たんだから入れてあげたら、ということで四郎は家に入れてもらえます。
そこでまたおばあさんが腹痛に苦しみます。
四郎は医者になったから、と薬をおばあさんに飲ませます。
しかしおばあさんの様子が変です。
そこで黒医師さんが扇をひらりとひとなですると、あ~ら不思議、おばあさんの具合はすっかりよくなったのでした・・^^
あなたは黒医師さんでは、お礼を、と言うのに、
義理堅い人間なので泊めてもらったから、と去る黒医師様。。。
四男はここで開業したい、嫁をもらったから、と言うのに自分に黙って嫁をもらったのか、と四男を追いかけるおばあさん^^
狂言って演者が舞台から去って終わり、なのですね。

「勘当息子」はこんな感じでした。
今改めて原作を読んで、一番印象的だったのは息子達が3人とも帰って来られない、とわかったときのおばあさんの様子です・・
そして二人で一緒にお酒を飲んで、それまでは「おばあさん」と呼んでいたBJが「あんまりムチャ飲みしなさんなよおっかさん」
と言うようになって・・
それが黒医師さんが唄っておばあさんが舞う、という様子に現されてるんだなあと思いました。

「老人と木」のほうは内容を少し変えてあって、BJは山伏に置き換えられて、
衣装も山吹色と黒の着物をお召しで、さきほどの全身黒尽くめとは違いました。お話は、
山伏が、太郎と名付けたケヤキの大木を守ることを生きがいにしている老人と出会うが、
その木が切り倒されることになり役所に掛け合うもあちらこちらとたらい回しにされ、結局どうにもならない。
老人はケヤキには命の恩があるので自分も死ぬ、と言うが山伏が引き止める。しかしやはり、と亡くなってしまう。
そこで山伏は息を吹き返せ、と加持祈祷を行う。
そのころ地獄はこのところの不況のせいで地獄にやってくるものが後をたたず、閻魔が自死するものを追い返していた。
老人も閻魔に帰れと促されるが、ケヤキがなんとかなるのなら、ということで
閻魔は老人の為に「接ぎ木」の方法を書き認め(この様子がなかなかに面白く場内沸いてました^^)、
老人はそれを持って息を吹き返し、さっそくケヤキに接ぎ木を行おうと意気揚々と働き出す、
というものでした。
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上の写真の右側が山伏設定の先生で、下の写真の赤い頭の方が閻魔さんです^^

こちらのBJはまさしく狂言回しというか、
原作のストーカーチックな^^先生の様子もなく
閻魔さんと老人のやりとりがメインかな~という感じでした。
山伏役の先生は数珠を使って加持祈祷を頑張っていらっしゃいました^^
原作の先生、両方とも無料で手術されてますね~
「勘当息子」のほうは宿代の代わりとしても、
この「老人と木」のほうは先生の道楽の部類ですよね。石まで投げられちゃってるのにね・・^^
こういうこだわりの人、先生お好きですよねv

間のトークで宝塚の観光大使の方が、外国の方とマンガについて話すとき、
外国のマンガはカラーがメインで、これは油絵からきてるんじゃないか、
日本は水墨画、白黒の世界で、だから日本のマンガもカラーでなく白黒だ、と話すとわかってもらいやすい、
という指摘が面白いなあと思いました^^

狂言って初めて見たのですが、
BJとは関係のない「空腕」も動きも面白く内容もわかりやすくて楽しく見ることができました^^
ご一緒してくださったTッタさん、K千代さんどうもありがとうございましたv

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